【解説記事】シネマトゥディ名画プレイバック、岡本喜八監督の戦争活劇『独立愚連隊』

毎年夏になると、新文芸坐さんがありがたいことに岡本喜八監督の終戦実録映画『日本のいちばん長い日』を上映してくれている気がするんですが、今年(2022年)の夏は岡本喜八の出世作であるコメディタッチの『独立愚連隊』や戦場メロドラマ『血と砂』、『日本のいちばん長い日』と対をなす『肉弾』なんかもやっていて、岡本喜八戦争映画特集の様相。とりあえず『独立愚連隊』と『独立愚連隊西へ』の二本立てに行ってきました。

もう7年前になりますが、ふとシネマトゥディで『独立愚連隊』の解説記事を書いていたことを思い出したので、こちらに上げておきます。

最初に観たのは大学生の頃だったと思いますが、日本映画という枠をいかに自分は狭く考えていたのかと大いに反省することになった、非常に風通しのいい娯楽戦争活劇。アクションでありコメディであり、それでいて岡本喜八監督の戦争への真摯な想いが伝わってきて、昔観た時以上に涙ぐむ結果に。映画館やソフトや配信など、いろんな形で観られる時代になったので、ぜひ観ていただきたい。

独立愚連隊
1959年/日本/東宝
監督・脚本:岡本喜八
出演:佐藤允、雪村いづみ、中丸忠雄、中谷一郎、上原美佐、鶴田浩二、三船敏郎

https://youtu.be/iOmxDWGzVP8